はじめに
皆さんは銀行の預金で資産運用ができることを知っていますか?
銀行になんとなくお金を預けている方がほとんどだと思います。
しかし預貯金のシステムをきちんと理解しなければ、資産を守るだけでなく、むしろ損をしている危険性もあります。
今回は、簡単そうで意外と複雑な預貯金を通じた資産運用について説明します。
預貯金を使って資産運用は可能なのか?
やり方によっては可能です
銀行の預貯金を通して資産運用する際、ポイントになるのが金利です。
金利やそれ関連する情報をうまく分析することで資産運用をすることができます。
定期預金を利用しよう
銀行には普通預金と定期預金があります。
前者はいつでも好きなときにお金が取り出せる、いわば財布みたいなもの。
一方で後者の定期預金は、決められた期間取り出すことができません。
しかし期間を過ぎるとその分大きなお金になってあなたの手元に戻ってきます。
他の預金方法はないの?
少しでも金利が高い方がいいなぁ...
でもお金を引き出せないのはキツい...
そんな方のために、積み立て預金という方法が設定されています。
こちらは定期預金に比べ制限が緩いです。しかしその分金利も低く設定されています。
少しでも資産を大きくしたい方は定期預金を利用しましょう。
ポイント
金利 (%)
銀行によって金利が異なることに着目しましょう。
昔とは違い、近年の日本は超低金利と言われています。しかし少しでも金利が高い銀行を見つけることが上手な資産運用のコツです。
その僅かな差が将来的な資産形成の大きな差につながります。
金利が高い銀行はどこ?
金利が高い銀行はネット銀行に多くみられます。
一番高いもので年0.2%という好金利の銀行もあります。
年0.02%などの銀行が多い中、ネット銀行は資産運用の大きな選択肢の一つです。
金利 (固定? or 変動?)
定期預金の金利は固定金利と変動金利に大別されます。
前者は金利は一定のままで金融市場の影響を受けないという特徴があります。金利が下降傾向にある場合に選択すると良いでしょう。
後者は金融市場の動向に応じて金利が変動する仕組みで、金利が上昇傾向にある場合にはこちらを選択するのが良いとされています。
- 変動金利:金融市場の動向に応じて金利が変動する
- 固定金利:金利は一定のままで金融市場の影響を受けない
預入期間
預入期間が長ければ長いほど金利が高くなる傾向にあります。
しかし10年以上もの間一切取引がないと「休眠預金扱い」となり、引き出しの際に苦労することになります。
「休眠預金扱い」になると、銀行などの金融機関から預金保険機構に移管されるため、様々な手続きが必要になるのです。
くれぐれもお金を預けたことを忘れないように注意しましょう。
利息
利息の付け方は二種類に分類されます。
元金のみに金利が発生する単利と元金に利息を加えた金額に対して利息が発生する複利です。
お気づきかと思いますが複利が断然お得です。特に長期間預金する場合には複利の利用を検討しましょう。
- 単利:元金のみに利息が発生する
- 複利:元金に利息を加えた金額に対して利息が発生する
円? or 外貨?
定期預金は日本の通貨「円」を用いる方法と海外の通貨「外貨」を用いる方法があります。
円預金のメリットは、為替変動の影響を受けないためリスクなしで資産形成ができることです。
一方で外貨預金の場合、為替リスクの影響を受けやすくリスクが大きいといえます。
しかし外貨預金は、海外の高金利+為替差益を期待できるため円預金に比べ、資産を大きく増やすことができます。
円預金のポイント
為替リスクの影響が少ない。
しかし得られる利息も少ない。
外貨預金のポイント
為替リスクの影響あり→預金が減ってしまう危険性も...
まとめ
預貯金を利用して資産運用する方法をお伝えしました。
超低金利とはいえども資産が増えるのは事実です。
低リスクで資産を増やしたいという方は、今一度預金方法を見直してみてはいかがでしょうか。