はじめに
はじめまして。だれだれろっそこと涼火です。
当サイトの管理人である涼華さんのご厚意のもと、当サイトを借りてロアッソ情報を発信することが実現しました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
なお、紛らわしいですが管理人の涼華さんは本コンテンツに一切関係がありません。ご留意ください。
一部のロアサポさんだけでも見てくれたら嬉しいです。拡散してもらえるとなお嬉しいです。
本記事はもちろん各選手,チームに対して賛否両論あっていいと思います。
批判はあってもいいですが, 程度を問わず, 誹謗中傷はやめましょう。
この記事の要約
大西選手(以下敬称略)を中心とする全ての選手間において素晴らしい活躍だった。個人的MOM。
・江﨑選手(以下敬称略)
不安定さが垣間見えた。次戦や今後の改善に期待。
・ロアッソ熊本チーム総評
失点が多い。過度なエンタメ要素はいらない。適度でいい。
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GK:田代琉我
田代選手(以下敬称略)の攻撃意識、カウンターへの意識良し。後ろからの鼓舞よし。
42分に相手セットプレーからのキャッチミスが見られた。
相手にとっては一点追いかけるというシーンであり、仮にゴールネットに押し込まれていたとしたら前半の終わらせ方としては最悪だった。
それでも守備に安定感をもたらしており、積極的なパス参加、ビルドアップに大きな効果をもたらした。
失点こそ多いが、それはチーム全体の問題。マークの確認を徹底して呼びかけるなど、守備意識の引き締めを図ってほしい。
最後の砦なんだ。いつもありがとう。
DF:岩下航
追加点のシーン。本当に素晴らしかった。目が覚めるようなゴール。
中途半端なフィニッシュになるとカウンターを喰らう場面。豪快な足の振りには、彼の情熱を感じることができた。
ボールをもらう直前のランニングの工夫がゴールを近づけた。
しかも直前には全身を投げ出してのゴール前での守備。火の国魂そのものだった。
すべての時間帯で安定感、献身性を示し、効果的なプレーを発揮した。
DF:大西遼太郎
先制点を演出。パスボールの軌道に不安があったが結果的にあのパスは素晴らしかった。
ボール保持時には、石川の動きや攻撃の機会を常に意識していた。さらには神出鬼没でありながら、DFとしてのタスクは淡々とこなしていた。
先制点のみならずすべての時間帯で効果的なポジショニングとパス供給。
普通であれば, 大西の安定感が熊本の守備に安定感をもたらしている(はずである)。
それでも失点が多いのは、DF陣だけの問題ではない。
大西個人のプレーは素晴らしいものだった。
DF:江﨑巧朗
よくない。
前半10分のシーンでは, 熊本の右脇をつく右からのアーリークロスへの対応が不十分であったため、結果的にコーナーキックを献上。
前にも見たことがある身体の使い方であった。
24分の失点シーン。この対人DF、腰が浮き上がった中途半端な寄せ。何度見せられるのか。
51分の失点シーン。あと半歩寄せて欲しかった。まぁこれは仕方ない。
3バックのセンターとして、相手のプレスや攻撃時の勢いに対応するのが難しいのかもしれない。
限られた選択肢のなかで常に最善のプレーが求められる。
江﨑のおかげで中盤から前線に厚みがもたらされ、大木サッカーが成立していることに感謝しつつも、さらなる守備力の向上に期待したい。
MF:大本祐槻(→FW大崎舜)
素晴らしいハードワーク。右サイドの攻撃に大きな厚みをもたらした。
大本のおかげで周囲のプレーヤーの存在感がかき消されている。そう言っても過言ではない。
そのくらい素晴らしいパフォーマンスであった。
ラストパスの精度やフィニッシュの精度が上がるとなお良いが、それでも十分な役割を果たせている。
本当に素晴らしかった。
FW:大﨑舜
監督、コーチからの指示内容を知りたい。
立ち位置がよくわからない。せめてパスコースを塞いでほしい。
高さがあっても熱さがなければ不十分だ。
誇りはあるのか。熱さはあるのか。
もう鹿児島じゃないんだ。胸にあるべきものは熊本なんだ。
中途半端な気持ちで戦わないでほしい。熊本のために戦ってほしい。
終了間際のカウンターのシーン。
人数をかけずにシュートで終わったのはよかった。大﨑の走りと高さが活きた。
わずかながらではあるが、成長は見られている。
まずは石川と共存し連携を目指し、石川を越えれるように頑張ってほしい。
信じて待っている。
MF:三島頌平(→DF黒木晃平)
三島選手(以下敬称略)ハードワーク非常に良し。
パスカットなどによって遮断されることが多々あるが古長谷との連動性も上がっている。
右サイドの大本には劣るが、それでもタスクを十分にこなした。
存在感で優劣をつけたくないが、個人的に大本が目立ちすぎたので仕方がない。
何度でも言う。それでも三島のハードワークは非常によかった。
DF:黒木晃平
黒木選手(以下敬称略)の投入は有意義な交代となった。
チームとして危ないシーンはあったが、ベテラン黒木の声掛けでなんとか勝ち点3をもぎ取った。
セットプレーやその直後のクロスボール処理。マークにズレが生じる、もしくはそもそものマークチェックが間に合っていない。
これまでの試合すべてそうである。
DF陣のみならず、撤退守備時にチーム全体として不十分である。黒木を中心に完成度を上げてほしい。心からの願いだ。
MF:上村周平
すべての時間帯において、チームに安定感をもたらした。
セットプレーではアシストを記録。しかし上村のセットプレーは一層の期待をしたい。
75分のシーン。
不用意なスライディングを難なく相手に突破され、結果的に自陣クロスバー直撃の決定機を献上。
気持ちが入りすぎたか。非常に危険なシーンであった。
それでも上村の安定感は言うまでもなく大きな役割を果たした。
MF:竹本雄飛 (→MF:豊田 歩)
竹本選手(以下敬称略)は存在感がなかった。
大木サッカーのコンパクトながらも大胆な流動性によって, 個が目立たないのは仕方がない。
だからこそサイドライン際での, 個での打開などが見られても面白い。
それでも、34分のシーンなどでは相手のゴールエリア脇をついた走り込み、シュートフィニッシュ。
可能性を感じた。このようなシーンが増えてほしい。
49分の3点目追加点のシーンでは大本のインナーラップを活かした裏へのパス。
随所でこそ存在感は見られるものの、もっと発揮してほしい。
ラストパスの精度や逆足でのクロスには一層の期待したい。
MF:豊田 歩 (53分)
豊田57分の相手バイタルエリアからのループパス。大きな決定機を演出した。
その他多数のシーンで竹本選手との違いを示した。
しかし77分のファール献上とイエローカードは不必要である。
その何気ないプレーが失点に直結するのである。
それでも竹本よりは個としての献身性が感じられた。
FW:唐山翔自
唐山選手(以下敬称略)は大本を中心とした周囲との連携が多く見られた。
当初の予想立ち位置に反して竹本と入れ替わっていた。
これが良好に作用し石川と相互に中盤まで降りてきてくれるため、相手DF陣や中盤に一瞬の混乱やズレをもたらしている。
得点こそなかったが、非常に重要な役割を果たしていた。
72分の相手ショートカウンターに対するプレスバックとイエローカード。
J1クオリティを感じた。
大阪に比べたらそれはそれはホームタウン全体の機運は低いし、熱気は劣るかもしれない。
それでも誇りを胸に、熱く熱く応援しているサポーターがいるファンがいる。
自分の成長のためにロアッソ熊本を選んでくれてありがとう。唐山の成長は多くのサポーターが感じていると思う。
今後も熊本の勝利に少しでも多く貢献してほしい。
そしてまた有意義な移籍になりますように。
FW:古長谷千博
いつか引き抜きの手が伸びてくる。でも少しでもロアッソに残っていてほしい。
どこにも行ってほしくない。
そんなことを再認識させてくれるプレーを続けた。
右サイドでは大本が攻撃に厚みと勢いをもたらす。一方で左サイドでは古長谷がキレをもたらし、攻撃の可能性を広げる。
フィニッシャーとしての能力も存分に持ち合わせており、熊本の連動が良い形で終えることができている。
ゴールマウスを外すと、本人自身も「決定力」の文字が頭をよぎると思う。
個人的には古長谷には伸び伸びとプレーを楽しんでもらいたい。
それでもゴールは待ってるぞ。
FW:石川大地
この試合でも完璧だった。素晴らしい。
背後への飛び出しのみならず、敵陣に背を向けた状態でもハイボールやセカンドボールをきちんと収めてくれる。
先制点や追加点のみならず、常に周囲との連携はスムーズであった。
味方中盤のみならず味方DF陣にまで顔を出す。必要以上とも感じる上下の動き。
これぞ石川。この献身性。情熱。怪我だけは気をつけてほしい。
批判的な視点を持つとすれば、大﨑との連携、共存である。
しかしこれは石川だけの問題ではない。
ゴール前でのありえないくらいの豪快さがあると、さらにゴールが近づくか。
個人的MOM。
80分以降の交代
松岡瑠夢(out:MF古長谷千博)(84分)
限られた時間で献身的プレーを披露。非常によかった。
ライン際で一層のボール保持を期待したい。
結果的に有意義な交代となった。
伊東俊(out:唐山翔自)(84分)
終了間際のスライディングで不必要なファールを献上。その直前にもハーフウェーラインで大崎と一緒にファールを与えていた。
相手陣地ならまだしも自陣でセットプレー与えちゃダメだって。
伊東だけの問題ではないが、この試合ではこの点が目立ってしまった。
献身性が空回りしたといえば、それまでだが気持ちは感じることができた。ナイスプレー。
チーム総評
フォーメーションは3-3-1-3という大木システム。縦への連動がしやすいがその反面, これまでの試合では奪取された直後のDF脇や裏を狙われるのが多かった。
この試合でも48分など一部シーンで裏を突かれていたが、うまくカバーできていた。しかしその流れで、バイタルエリアを狙われるシーンも見られた。
このリスク管理のバランス。非常に難しいと思う。
チャンスクリエイトも多く、見ていて面白い試合。
36分に見られたビルドアップは可能性を感じた。フィールドプレーヤーだけでなくGK佐藤の立ち位置もよかった。
攻撃に関しては今後に大きな期待が持てる。完成度は高まっている。
しかしいわきFCの戦術とは色の違う、引いた相手やポゼッションを重視する相手に通用するかを論ずるのはまだ早い。
攻撃陣の関係性も素晴らしい。一連の攻撃終了後に、互いにボールを要求するシーンも本来在るべき姿である。
石川を中心にゴールへの貪欲さが見られ、非常に嬉しかった。
それが起因して、攻撃陣に不協和音が生じてはいけないが各選手の熱意はピッチ越しに伝わった。
守備に関しては、改善点多し。
というよりも、セットプレーを与えがち、いや与えすぎなのは早期に改善したいポイントである。
上述のように、一連の相手攻撃で失点するのはまだ仕方がないと思える。
ただ不用意なセットプレーでの失点は見ていて歯痒い。応援していて歯痒い。
それでもこの試合は非常に面白いゲーム内容だった。これぞ大木サッカー。
だがしかし、第三者が面白いと思えるような、敵チームにもチャンスや絶好機を与えるエンタメ要素はいらない。
ロアッソ熊本サポーターだけが、熊本県民だけが面白かったと思えればそれでいい。それだけでエンタメとして十分なのだ。
DAZN解説も拝見したが、実況解説陣から聞きたいのは「非常に好ゲームでした」という言葉ではない。
「熊本が支配していました、圧倒していました」それで十分なのだ。
大木サッカーのエンタメ性を熊本だけのために。各選手は際の部分を徹底して詰めてほしい。
監督やコーチ陣も例外ではなくセットプレーによる失点などの改善点を洗い出してほしい。
最終スコア。アウェイ熊本3-4。
勝ててよかった。勝ってよかった。それはそうかもしれない。
失点の多さとチーム全体の不安定さ。
くれぐれも勝ったことを素直に喜んではいけない。