五月病について
五月病ってなに?
五月病は正式な病名ではありません。
大型連休後に目標を見失い、無気力になる症状全般を指して”五月病”と呼ばれています。
五月病の主な症状
主な症状には以下のようなものが挙げられます。
- 無気力になる〈趣味に興味が持てないなど...〉
- 不安感が強くなる
- 集中力がなくなる
- 胃痛・食欲不振
- めまい・不眠
何か一つでもチェックがついたら、五月病の可能性があります。
以下に原因と対策をまとめました。ぜひ参考にしてください。
五月病の原因
五月病の主な原因は精神的なストレスにあります。
特にこの時期は、進学進級、就職や人事異動など周辺の環境が大きく変化します。
気づかないうちにストレスを抱え込み、物事への関心や活力を失うのです。
こんな人は特に注意!
五月病になりやすい人の特徴に、真っ直ぐな性格の人が挙げられます。
普段から真面目に物事に向き合うクセのある方は”なんとでもなるさ”というラフな思考を意識しましょう。
こんな方は要注意!
- 几帳面
- 真面目
- 完璧主義
- 断れずに物事をなんでも引き受けてしまう
六月病もある!?
近年では、症状の出る時期に合わせて六月病などの名称も耳にするようになりました。いずれにしても放っておくと本格的なうつ病に進行する可能性があります。
いち早く症状に気づき、改善していきましょう。
予防法・抜け出し方
五月病は少しの心がけによってあらかじめ予防することができます。
予防法
趣味を続ける
五月病の1番の怖い点。
それはこれまで没頭していた趣味からも興味を奪われる点にあります。
あたりまえのように楽しんでいたあなたの大好きな趣味。趣味とあなたの間に少しずつ距離が生まれ、それをきっかけに全ての物事から興味が失われるのです。
時間がある時は積極的に趣味に没頭しましょう。
運動をする
運動により脳の血流を上げ、脳を活性化させることでセロトニンが分泌されます。
セロトニンは気分や集中力に直結する物質です。
セロトニンの分泌量が増加すると、心に安心感や爽快感がもたらされます。
運動により全身の筋肉を解放させてあげることもポイントです。
迷わずに身体を動かし、心と体をリフレッシュしましょう。
生活習慣を整える
五月病はゴールデンウィークで乱れた生活習慣が大きく影響しています。
夜寝るのが遅くなっていませんか?
起きるのがしんどくなっていませんか?
生活習慣は生きていく上で最重要の基盤です。早めに生活リズムを整えましょう。
抜け出し方
小さな目標を設定する
目標を立てることで漠然とした不安から脱却しましょう。
自分自身が何と向き合っているのかがはっきりしないために、あなたは原動力を見失っている可能性があります。
目標を限りなく小さく設定し、少しずつクリアする感覚を掴むことで以前の感覚が戻ってきます。
できることから少しずつ
大きな,しかも目に見えない不安と戦うとき、我々は様々なことに手を出して空回りしがちです。
できることをこなしましょう。何度も何度もできることをこなしていきましょう。
少しずつ気が紛れてくるはずです。
マイペース重視で。
まわりのペースに合わせる必要はこれっぽっちもありません。 続きを見る
あなたに合ったやり方で、あなたなりのスピード感を生かせばいいわけです。
新年度はまだ始まったばかりなのですから、焦ることなくのんびりと生活を楽しみましょう。
モチベーションを上げるコツ【0→1へ】
まとめ
以上が五月病の予防策と抜け出し方のポイントです。
- 趣味を続ける
- 生活習慣を整える(定期的な運動)
- 小さな目標を設定する
- できることから少しずつ消化
- 焦らず自分のペースで。
五月病は季節的にも梅雨と重なり、やる気を起こすのは難しいかもしれません。
皆さんにできることから少しずつ改善していきましょう。
column
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回お伝えしたいのは、”ストレスは必ずあるもの”ということです。
上述の通り、五月病は新たな環境や人間関係など多くのストレスが重なり合う時期に発症します。
ストレスから抜け出したい気持ちを抱えながら、一つ一つの問題に向き合っていかなければなりません。
しかしそれは大きな間違いであると考えます。
というのも文脈的にはストレスと上手に向き合いながら、一つ一つの問題から抜け出すという視点が重要であるからです。
ストレスから抜け出すのは不可能です。人は常にストレスと向き合う必要があります。むしろストレスがあるからこそ人は安心して生活できると言っても過言ではありません。
もしもストレスがなくなると、やりがいや生きる目的を感じづらくなるのではないでしょうか?
ストレスを楽しむというのは難しいかもしれません。
あなたのペースでゆっくりとストレスへの向き合い方のコツを掴んでいきましょう。